kananet

神奈川県を中心とした中学受験・高校受験の情報交換ブログ

【2020年】神奈川公立トップ校の大学進学実績格付け【4校以外は全部没落】

神奈川の公立高校 大学合格実績を格付け! 2020年編

恒例行事の神奈川県の公立高校、大学合格実績の格付け。辛口だから悪しからず。良い高校は実名で勧め、ダメな高校は実名で告知がモットー。

昨年は10万アクセスを記録。神奈川の高校受験の大学進学実績記事で1番読まれたようなので、今年も披露したい。

祝辞から。

神奈川公立高校。過去20年で最高の大学進学実績、おめでとう。

90年代の低落ぶりは酷かった。よく復活したよね本当に。横浜翠嵐、湘南のトップ2校で、東大+京大に73人合格。凄いよ。 

横浜翠嵐、湘南に入学すれば、最高峰の大学が目指せる。川和、柏陽までに入れば、国立大か早慶上智に入れる。中学受験をしなくても良い。高校受験から最高峰が手に届く環境が復活したことは神奈川県民にとって大いに喜びたい。

とにかく、翠嵐、湘南、柏陽、川和を目指そう。無理してでも。

神奈川の公立トップ校は4校だけ。横浜翠嵐高校湘南高校柏陽高校川和高校。以上。

国立大学か早稲田大、慶應大までには最低ラインで進学したいなら、校風と交通の便を考慮して、この4校の中からだけ選ぼう。

難関大学進学を当たり前に目指す環境、クラスから有名国立大学にバンバン進学する環境、早稲田や慶應に大量に合格する環境。

これはもう、翠嵐、湘南、柏陽、川和の4校しか存在しない。

神奈川にはかつて、18校もトップ校があった。だから突出した進学校は生まれずに、まんべんなく優秀な生徒が点在していて、どの学校も、大量合格はしないけど、どこからもそれなりに国立大、早稲田、慶應に合格していた。

それが学区撤廃して10年以上が過ぎた。優秀な生徒は集約され、特定の4校だけに集まるようになった。それが、翠嵐、湘南、柏陽、川和の4校。

この4校はすごい。昔の神奈川にはなかった、3年間でしっかりと難関大に合格するノウハウ、1年から当たり前に上を目指す雰囲気、上位層は東大や京大、医学部にも合格して、中高一貫校に通わなくても問題のない素晴らしい環境が整った。

それ以外の高校は悲惨。

 

四大トップ校以外は壊滅という現実の直視

雑誌では神奈川のトップ校をSSKHと呼んでた。翠嵐、湘南、川和、柏陽の頭文字らしく、この4校が異常なってぐらい大学合格実績を著しく伸長させている。特に、翠嵐、湘南、川和の3校は全国トップ10の伸びだ。

それ以外の、かつてのトップ校は、壊滅した。SSKHの爆撃により焼け野原となった。

 

神奈川の高校力を「早稲田大+慶應」の合格者数で比べてみた。2003年から2020年までの変化を出した。数字は、サンデー毎日か、更新のある場合は最新の高校公式サイトから抜き出した。2000年代初頭からの変化を見れば、SSKHをとにかく目指すべきだということが分かってもらえるはず。

 

横浜翠嵐高校 107名→221名 (激増

湘南高校 185名→265名 (増加

川和高校 59名→148名 (激増

柏陽高校 103名→107名 (微増

 

SSKHの見よこの実績の急伸ぶり。本当は柏陽高校は国立大の実績は低下しているから、本当に伸びているのは横浜翠嵐高校湘南高校川和高校の3校なんだが、まあとりあえずこの4校は別格だと分かってもらえるだろうか。

特に横浜翠嵐高校湘南高校川和高校の3校は、普通に勉強をすれば、早稲田大、慶應大には合格ができる。

 

神奈川の公立高校で、普通に勉強すれば早稲田大や慶應大に合格する環境は、翠嵐、湘南、川和の3校だけ。

 

神奈川の公立高校で、クラスメイトがどんどん当たり前みたいに早慶に受かるのは、翠嵐、湘南、川和の3校だけ。

 

 補足をすると、翠嵐と湘南の上位層は、そもそも早慶大すら受けない生徒が多い。本命の国立大しか受けないってね。これは最難関高校だからできること。「東大しか受けないよ」なんていうヤツが、翠嵐や湘南には一定数いるからね。学年下位でも早慶大にかなり進学している。早慶はあくまで国立大の併願扱い。カッコイイ。これが一流校。

川和は現役志向が強いから、国立大がダメなら、早慶大にという志向。これは120%、東京の有名私立中高一貫校の環境。川和高校に進学したら、都内の一流私立中高一貫校と同じような、エセではない真の進学校の空気が得られる。川和だと、さすがに学年下位層だと早慶は厳しい。でも中位層はけっこう早慶大に受かっている。

柏陽高校は、レベルの割に早慶大には弱い。ちょっと自称進学校的な空気があって、まあSSKHの中だと微妙。でも中堅レベルの国公立大には強いから、何が何でも国公立大にというなら良いのかな。

 

いいかい、将来は国立大学を目指したいという成績上位の君も、早稲田大や慶應大の合格数は無視しちゃだめ。この合計数が一番、神奈川の公立高校の環境力を表しているから。

 

SSKH以外の高校はどうだって?

察してくれよ。崩壊、壊滅、ボロボロ、どんな言葉を使えばいいやら。

 

横浜緑ヶ丘高校 101名→80名 (減少

厚木高校 76名→67名 (減少

多摩高校 62名→52名 (減少

大和高校 33名→35名 (微増

平塚江南高校 111名→34名 (大激減

横須賀高校 58名→34名 (減少

小田原高校 84名→33名 (激減

光陵高校 88名→29名 (激減

希望ヶ丘高校 80名→29名 (激減

相模原高校 33名→24名 (減少

茅ヶ崎北陵高校 42名→6名 (激減

秦野高校 23名→4名 (激減

 

もう笑っちゃうでしょ(笑)ひどいひどい。

在校生には悪いんだけど、もう進学校じゃないですね。厚木高校も、県央No.1なんだけど、もう進学校でもない。中学受験の世界だったら、偏差値50の中堅校。

お母さんもお父さんも、神奈川の公立トップ校は、もう翠嵐、湘南、川和、柏陽の4校が基本ラインなんだということを理解して。この4校は、昔とは比べ物にならない環境の良さ。それ以外は暗黒。学校格差がナイアガラ滝のように広がっている。

 

人口減少+学区廃止で大流出 平塚江南茅ヶ崎北陵の惨状

それにしても、平塚江南高校小田原高校茅ヶ崎北陵高校秦野高校、このあたりの「激減」校は、どうしちゃったのか。

共通点は人口減少が進んだ地域だということ。

神奈川で人口がどんどん増えているのは、川和高校のある横浜北部地区と、横浜翠嵐高校の近い港北区などのみ。それ以外の地域は基本、人口減少が著しく、子供の数が減っている。

優秀な子が少なくなるのに、学区が取り払われて、少ない優秀な子は、SSKHに進学していく。残ったのは、今までなら旧学区2番手に進学していたような、普通より学校の勉強ができる程度の子たちだけ。定期テスト前にはマジメに勉強します、ぐらいな子。進学志向も強くない。

平塚江南高校、小田原高校茅ヶ崎北陵高校、秦野高校は、人口減少の影響を受けて、大学進学実績の低下がずっと続く。

 

平塚江南高校の推移

〈2003年〉

東大5、京大3、東工大5、一橋大3、早稲田70、慶應41、上智19

〈2020年〉

東大1、京大0、東工大2、一橋大1、早稲田23、慶應11、上智11

 

昔は地元の進学校がダメになっても、学区があったから選択権がなかった。今はって、地元の進学校が惨憺たる状況でも、SSKHを選んで、本物の進学校に行くことができる。それだけでも幸せか。

本当に地元の伝統ある進学校には頑張ってほしいけど、一部の高校への集約は全国共通だから、もう止めようがない。悪いことは言わないから、SSKHを目指そう。

 ただね、悪い学校ではないんだ。大学進学志向があまりないなら、地元では尊敬されるし、行事も部活も伝統があるし、良い学校だったなーで高校生活を終えられる。結局は何を重視するかだよね。

 

希望ヶ丘高校、横浜緑ヶ丘高校は、バイトと髪染めとピアスの聖地

 

希望ヶ丘高校横浜緑ヶ丘高校は、アルバイト大好き、髪を染めたい、ピアスをしたい、恋をしたい、部活と行事で1日終了!勉強はテキトーで笑、という生徒しか集まらなくなった。学区がなくなったら、神奈川中からそういう生徒がこの2校に集まった。

この2校の在校生の評判は良いんだよ??。先生も学校もそれを許してくれるよ、勉強もユルユルだよ、周りの友達も先輩も、アルバイトと部活と行事とおしゃれをエンジョイするから、みんな自分の仲間だよ。敵がいない。大学進学はどうでもいい。なすがままに。これが希望ヶ丘と横浜緑ヶ丘。

 面白い学校だよね。僕はこの2校、嫌いじゃない。たくさん学校があったら、2校ぐらいこういう高校があっても良いよね。

でも、自分の関係者には勧めたくないかな。塾の先生とか、教育関連の関係者には評判が悪いよう。塾がすすめたくない高校でトップに入ることも。同じ学力だった子が、川和へ行ったら早稲田大へ、緑ヶ丘へ行ったら専修大って話もあったな。3年間の環境って影響力大だから。

難関大に受かっている子もいる。本当に一部のやる気ある生徒だけが実績を出しているだけ。そういう生徒に限って、評判サイトに「この高校は勧めません。翠嵐とか川和とかを目指せばよかった」なんて書いちゃう。選ぶ高校を間違えてますよ、君! 国立大、早稲田大、慶應大に行きたいなら、SSKHしか選んじゃダメ。

言っとくけど、翠嵐生も湘南生も川和生も柏陽生も、ザ・青春をしている。翠嵐や湘南の体育祭は1年間かけてつくる巨大行事だし、川和の運動部の実績は進学校一で強すぎるし、恋愛もたっぷりできる。違いは、SSKHは基本アルバイトはしない、そして1年生からめちゃくちゃ勉強する、難関大志向が強い。これだけ。

 

それでも神奈川からの難関大合格が増えまくっているのは

 

こんな状況だけど、神奈川全体の難関大合格者数は、どんどん伸びてるよ。理由はさ、

 

① 翠嵐、湘南、川和の3校の伸びが凄すぎる(←日本トップクラス)

② 相模原中等、平塚中等、市立南などの公立中高一貫校の伸びが凄すぎる

 

 ってこと。平塚江南とか厚木とか光陵とかの落ちぶれが吹っ飛ぶくらい、横浜翠嵐、湘南、川和の3校と、相模原中等、平塚中等、市立南の公立中高一貫校の中学受験組の躍進がすごい。

 

「すごい」って、どこまでかって?「サンデー毎日」という雑誌が毎年、「10年間で難関大合格が伸びた高校」を西日本編と東日本編でランキング発表している。

東日本にある約3000校のうち、ベスト15に、川和、横浜翠嵐、湘南、相模原、市立南が ランクインしている。全国のトップ15校のうち、5校が神奈川県の公立高校って、もう異常。中学受験校や、東京の有名校よりも、神奈川の公立トップ校が伸びているんだ。

おまけに、この学校は今後も10年間ぐらいは伸びまくると予想されている。やる気にあふれていて、部活動や学校行事にも全力で、勉強に対する意欲がすごい生徒が集中していく。その相乗効果で、3年間で伸びる環境がますます創られる。

学校間の優勝劣敗が露骨に進んでいるから、選ぶ側の人間はそれを知らないと、大損をするし、知っていると、得をする。これが今の高校入試。

 

横浜翠嵐高校湘南高校は、共学全国トップクラスになった

神奈川の最高峰、横浜翠嵐高校湘南高校。2校とも最近で一番良い大学進学実績を叩き出した。高校受験から、東大や国立医学部を本気(ガチ)で目指すんだったら、やっぱりこの2校しかない。

 

ランク 学校名 東大 京大 東工大 一橋大 横国 旧帝大 早稲田 慶應
最難関 横浜翠嵐 26 11 17 16 29 22 126 95
最難関 湘南 22 14 15 15 33 36 178 87

 

難関国立大の合計数は、横浜翠嵐が121名、湘南が135名。ただし東大や国立医学部(この表にはない)といった超難関大は横浜翠嵐の勝ち。良いライバル関係で競いながら伸びている。

世界の大学ランキングは、早稲田大や慶應大の評価は低く、上位は有名国立大学が独占している。そして、理系の研究環境は、国の研究費の補助の手厚い国立大が圧倒的優勢で、最先端の研究は国立大が独占する。また理系は大学院まで6年間は通うのが普通。学費の差は巨額で、国立大の優位性は高い。だから、大学受験では、早稲田大や慶應大は国立大に次ぐポジション。あくまでも目指すは国立大の最高の環境だ。

横浜翠嵐や湘南を目指すような生徒は、早稲田大や慶應大で満足するのはもったいない。国立大を目指して、一流の研究環境、ノーベル賞受賞者を出す一流の教授に囲まれ、世界の大学ランキング上位の場で学ぶべき。

どっちの高校が良いかは、イヌ派とネコ派の優劣を比べるようで結論はない。横浜翠嵐は知的でアカデミズムの環境がある。科学の甲子園、数学オリンピック、生物オリンピック、クイズ研究会、映像班、数学研究会など知的営みの極み。そしてグローバル。帰国子女が本当に多い。世界中から今や集まる環境、アメリカ姉妹校交流、世界中の大使館交流、海外修学旅行、海外留学の独自支援もある。体育祭に1年間を賭ける翠嵐生の行事への情熱。可愛子は、古典や名画にインスピレーションを受けた世界を、衣装、台本、役作り、音響、振り付けなどをすべて一から創り出す。数分間のために1年を賭けるという青春。最近日本一と話題になった巨大看板も見もの。

湘南高校は部活動に全力、体育祭に全力、勉強に全力、これが校風。すべてに最高の力を注ぐ。忙しいが、10代の3年間だからできる。100年の人生で、たった3年間という夢のように短い時間だからここまでできる。体育祭の仮装は名物。1年間で準備をして、学年横断で8色に分かれて争う高校体育祭の最高峰。スキー講習、合唱コンクール、文化祭、駅伝大会など行事の豊富さは随一。フェンシング部など個性ある部活動もある。東京藝大への進学や海外大進学者も出るなど、その進路の幅の広さには驚かされる。

開成高校慶應義塾高校早稲田大学高等学院早稲田実業慶應女子といった私立難関高校を第二志望校として受けたうえで、横浜翠嵐高校湘南高校を受けるのが最近のスタンダード。それだけの風格がある、伝統のある名門校。

大学合格実績は現在でもすでに公立全国トップクラス。昔はライバル校だった学芸大附属高校に、いじめ問題以後、ほぼ誰も上位層が進学しなくなったので、横浜翠嵐高校湘南高校は伸び続けると思われる。

 

学芸大学附属高校はボロボロになってしまった

そういえば、神奈川の公立トップ校の話をすると必ず話題になる、学芸大学附属高校の落ちぶれ。いじめ問題、盗撮問題、文集砲、隠蔽、いろいろあって、気がついたら、成績上位の層は神奈川からほとんどだれも進学しなくなったという話。

今年は難関国立大合格数が激減。平塚江南や秦野なんてカワイイくらいの激減。落ち方が垂直落下。横浜翠嵐と湘南の下になった。

でもそれも今年の話。来年はもっとひどい。再来年はもっと落ちる。なぜかって? もう川和高校とか柏陽高校とか、サイエンスフロンティア高校にまで蹴られていると話題だから。

ここで問題。偏差値は今でも低くはない。なんで? 成績上位層が滑り止めに、併願に受けているから。翠嵐、湘南、川和、柏陽、あと東京のトップ校や2番手校の連中が、第二志望に、第三志望にと受けまくる。だから偏差値は下がらない。

なんだけど、入学はしてくれない。みんな翠嵐や湘南や川和や柏陽や、東京の都立高校のほうが魅力があるから。だから、難易度が高いようにみえて、できる子はほぼ辞退。入学はしない。だから、大学合格実績が下がる。敬遠する、下がる、敬遠する。今はこの負のスパイラル。

巷では、3年後ぐらいには学芸大学附属高校の東大合格数が3とか4ぐらいになると言われている。川和や柏陽と同じくらい。いや、川和や柏陽に上位層が流れているから逆転するか。

僕はそうは思わなくて、もっと悲観的。学芸大学附属高校の東大合格数は1とかゼロになると予想する。中学受験では、偏差値が神奈川の公立校でいうと平沼高校とか市ヶ尾高校とか座間高校ぐらいになっている。そういう層がそのまま高校に上がってくる。高校受験で成績優秀層が入学する意味がなくなってくるでしょ? これからは、神奈川の多摩高校とか、希望ヶ丘高校とか、緑ヶ丘高校とか、光陵高校とか、それぐらいの学校と同じレベルになる。

レベル的には川和高校柏陽高校と同じくらいで、でも併願校だから蹴られまくって、実際の入学者は多摩、希望ヶ丘、緑ヶ丘、光陵レベルとなりそう。

学芸大学附属高校も、それぐらいの立場になったほうが気が楽だと思う。教育実習の場が本来の目的だから、一般にの高校より教育実習期間が長い。大学受験には一番不利になる学校(進度が光陵や多摩よりずっと遅い)昔は上位層が勝手に塾で勉強して合格したけど、今はそういう生徒は、翠嵐か湘南に行く。だったら、希望ヶ丘、横浜緑ヶ丘グループで仲良く気楽にやろうよ。

あと2~3年は学芸大学附属高校は様子見。入学しないほうが良い。ゴタゴタが続いていて、ちょっと見てられない。3年ぐらい経ったら、偏差値もかなり下がって、進学実績も川和とか柏陽を下回るぐらいになって、一度ボロボロになる。その後、いろいろゴタゴタがまたあってさらに数年経てば、良い学校になるかな。今この学校を選ぶのは、落ちたナイフを拾う行為。いじめの印象が強すぎるよね。内進生がいると、高校受験の生徒は萎縮しちゃうから、まずは内進生の教育をしっかりしたほうがいい。

 

川和高校は本当に勧められる数少ない真の進学校

MVPは川和高校。これは異論がないでしょ。辛口の自分が、文句なく「素晴らしい最高の実績」「現状では一番おすすめする進学先」と採点したい。

巷の評判通り、柏陽高校を超えている。神奈川の公立では翠嵐、湘南に次ぐポジション。

川和高校は、神奈川のほかの進学校とは雰囲気も理念もまったく違うらしい。

 

通学圏の一流国立大学(東大、東工大、一橋大、医学部、横国)を狙うか、早慶上智の難関一流私大を堅実に狙い、大量進学を達成している

あり得ないくらい浪人が少ない。ほとんど全員が現役進学

MARCHの合格者数が日本一で、学年最下位層ですら明治大や立教大などに現役進学している。

自称進学校にありがちな国公立大至上主義が存在しない 

 ・都筑区青葉区という、神奈川で最も教育熱心な地域にあるので生徒も保護者も教師も、受験事情や将来に楽になる方法を熟知している

東京とのつながりが強いから、受験情報がすぐに入ってくる。難関私立中高一貫校ともつながりが強いので、刺激が多い

 

川和高校の進路方針は潔い。憎いくらいに世の中の真理をついている。

東大、東工大、一橋大、横浜国立大などの通学圏内の一流国立大学を目指そう。下手に地方の中堅国公立大を目指すくらいなら、早稲田大や慶應大に進学したほうが得だよ。

これが正解。でもほとんどの高校はこう言えない。だって、

 

東京大と島根大が同じだと思う?

 

「国公立大」の合格数で高校を比べようとする人がいる。それは、地方の田舎の人間の発想だ。僕は中国地方出身なのでよく分かる。田舎は有名私立大がないから、有力大はすべて国公立大になる。だから、「国公立大の合格数」で高校力を計ろうとする。高校はどこも、国公立大の合格数を争っている。

でもここは大都会、首都圏だからね。島根大よりも、早稲田大のほうがずっと魅力があるし。

厚木高校の校長インタビューで「地方の国公立大にも、もっと生徒に目を向けさせたい」とあってぞっとした。いやいや、地方の、島根大とか、長崎県立大とかよりも、早稲田大や慶應大のほうが、ずっっと将来の視野を広げられるし、刺激も多いし、通学も楽でない?もっといえば、島根大や長崎県立大よりも、明治大とか立教大とかのMARCHのほうが就職は良い。

首都圏の上位国立大学の環境は最高で、早慶大には比較にならないくらい研究環境は良好。世界ランキングも上位に入る。

でも、地方の中堅以下の国公立大よりは、早稲田や慶應のほうが良いよ。だから、厚木高校の校長先生は、自校の現状を把握していれば「もっと早稲田や慶應も増やしたい」と言えば良かった。でも言えない。国公立大至上主義が蔓延しているから。

川和高校というのは不思議で、この伝染病が伝播されない地域らしい。地域の所得層が高くて、教育熱心な地域だから、みんな事実を知っているんだよ。先生も地域も生徒も保護者も、頭がいいから、だまされない。超合理的な判断が、川和高校にいけばできる。

川和高校が国公立大に弱い」なんて思っているヤツ、大丈夫? 地元の名門国立大、横浜国立大の合格34名は全国2位。東工大や一橋大の合格も全県屈指。100人超えが国公立大に進学している。ただ、ヘンテコな国公立至上主義には陥らない。良い国立大に進学できそうにないなら、難関私大に切り替える。

MARCHの合格数は今年日本一だった。「川和は学年下位1割の生徒が、第一志望の早稲田大がダメで、中央大に進学することになって残念がっていた」という情報が。ね、別格でしょ。

翠嵐湘南以外の公立トップ校で下位1割なら、中央大なんて夢物語だよ。学年真ん中でやっと。それが、「早稲田がダメで中央大になって残念」って。これが川和高校、MARCH日本一の実力。川和高校に合格した時点で、MARCHはほぼ確定。

明大明治とか、法政二高とか、青山学院とか、中大横浜とかのMARCH附属があるけど、川和高校との比較なら絶対に川和。川和高校に進学すれば、余裕で早慶上智や国立大を狙える。MARCH附属はもったいない。

今年は川和高校から現役で東大理科三類に合格が出た。翠嵐も湘南も出ていない。それどころか、日本の公立高校からもほぼ合格が出ない。中学受験のトップ層のトップしか現役合格できない最高峰に、なぜか川和高校から現役合格。

日本で最も教育熱心な地域、身近やライバルには中高一貫校に通う生徒が多くて、どんどん最新の入試情報が入ってくる。そういう生徒が生まれやすい環境。

難点をいうと、現役合格率が高すぎて浪人が少なすぎる。もう少し浪人しても良いんじゃないかと思うが、浪人してでも東大へというような向上心を持つ生徒は、翠嵐や湘南に進学するからか。

川和高校は文武両道の名門。運動部の戦績は県内公立進学校でトップと言われる。サッカー部、野球部、陸上部、ハンドボール部、バスケ部、ダンス部など強豪がずらりと並ぶ。運動部同士で大学進学実績を争う文化もある。文武両道で関東大会や全国大会を目指しながら現役で難関大を目指す空気は川和だけ。翠嵐や湘南にはない独自の良さがある。翠嵐ではなく川和、湘南ではなく川和という選択も普通にあり。

 

柏陽高校は自称進学校気味なのが少し残念

柏陽高校は、神奈川自称進学校の王者って感じがする。

ゴメン、悪く言うつもりはないんだが。

 

国公立至上主義が蔓延、早慶大合格が少なすぎる

「授業の柏陽」という謎のフレーズで授業の質をアピール

単語800個書き取りなどムダな課題の犯歴あり

 

このあたりが自称進学校感を増大させている。国公立合格数は多い。120~140人ぐらいが進学している。学校側も説明会でとにかく国公立大推し。国公立大にとにかく進学したい人には良いと思う。ただ国公立至上主義のせいで早慶大の合格が弱い。「国立大、厳しそうなら早慶大」という代用が柏陽はきつい。これは弱点。

それから、一度課題の鬼畜さで炎上している。柏陽高校英語科の課題で、単語800個を、専用ノートに意味1回、単語5回ずつ書いて提出というトンデモ課題が全体に出された。

 

improve 向上させる よくなる improve improve improve improve

 

こんなのを800個させられるなんて地獄だ。覚えている単語も書かされるし、見て覚えるタイプの生徒(進学校は主流)にとっても苦痛。こういう課題を平気で出してしまうのが自称進学校の典型。まあかわいいものだ。ちなみに、生徒たちの猛抗議で撤回されたとか。

柏陽高校の良さは、際立った特色がないところ。柏陽高校は昔なら理系に強いという特色があったが今は消えた。東工大合格数も6人で川和高校と同じ。

翠嵐はアカデミックでグローバル。湘南は三兎を追う校風、川和は運動部の強い文武両道。柏陽はこれという特徴が見出しにくい。逆に言うと万人に合う。それはそれで素晴らしい。ファミレスのメニューのように人を選ばない。昔よりは少し物足りないけれども、ずっと安定していて実績は確か。生徒も地味めで堅実。好感が持てる。

 

 

裏MVPは川崎総合科学高校の科学科 隠れた名門

表のMVPが川和高校だったら、裏のMVPは川崎総合科学高校科学科だろうね。

まずは生徒39人の進学実績を見て。

 

東大1 東工大1 横浜国立大4  横浜市立大2 早稲田大4 慶應大2 理科大4 MARCH30

 

生徒数が少なすぎてピンとこない? それなら、通常規模校(8クラス)に直した実績がこれ。

 

東大8 東工大8 横浜国立大32 横浜市立大16 早稲田大32 慶應大16 理科大32 MARCH240

 

すごいでしょ?

川崎市内の公立高校では一番の実績だね。多摩高校よりも全体の実績は良い。

この高校は、神奈川で(私立を含めて)一番面倒見が良い高校として有名。

 

塾いらず、予備校いらずで、先生も川崎市立高校だから異動が少なく、大学受験指導に詳しい。何人もの生徒を3年間で鍛え上げ、東大や東工大、その他国公立大や難関私大に送り込んできた職人芸の学校。

 

神奈川で一番大学進学力のある高校はどこですかって聞かれたら、横浜翠嵐でもなく、湘南でもなく、川和でもなく、特進コースの私立高校でもなく、この川崎総合科学高校の科学科。川崎市に住んでいるなら検討しないのはもったいない。市外でも受験可能だからぜひ検討して欲しい。本当に素晴らしい学校。大学受験で夢を叶えるための3年間にしたいなら検討を。

 

 

神奈川の主要公立高校大学合格実績一覧

 東大現役合格者数順

ランク

学校名

東大

京大

東工

一橋

横国

早大

慶應

明治

最難関

横浜翠嵐

26(15)

11

17

16

29

126

95

144

最難関

湘南

22(10)

14

15

15

33

178

87

206

難関

川和

3(3)

2

6

7

34

104

44

220

難関

柏陽

4(2)

2

6

7

23

76

31

178

2番手

平塚江南

1(1)

0

2

0

14

23

11

77

2番手

厚木

2(1)

3

9

2

23

56

35

121

2番手

相模原

1(1)

1

0

1

9

21

3

52

2番手

サイフロ

1(1)

0

4

0

11

12

13

41

2番手

川崎総合科学

1(1)

0

1

0

4

4

2

11

2番手

希望ヶ丘

0

0

0

1

9

24

5

96

2番手

横須賀

0

0

3

0

8

25

9

79

2番手

多摩

0

1

3

5

12

39

13

84

2番手

大和

0

0

0

1

8

30

5

87

2番手

茅ヶ崎北陵

0

0

1

0

1

3

3

35

2番手

横浜緑ヶ丘

0

0

0

0

13

57

23

113

2番手

光陵

0

0

1

0

9

25

4

80

※川和、厚木は公式ウェブサイトから。残りはサンデー毎日から

※川崎総合科学は科学科(39人)の実績

※市立南、相模原中等など中高一貫校は除く